2015年入社
不動産鑑定部
不動産鑑定評価、価格調査、コンサルティング業務

苗代 昌志

これまでのキャリア


不動産の世界を「内側」「外側」「中間」の視点から経験

フロネシス入社前に3社で知見を重ね、それぞれの会社で不動産鑑定という「内側」の視点、不動産取得という「外側」の視点、仲介という「中間」の視点を学んできました。
1社目の不動産鑑定専業の会社では、不動産鑑定の基本的知識を学び、不動産鑑定士の資格を取得しました。
2社目の不動産アセットマネジメント会社では、大型オフィスを中心に、賃貸運営による事業収益獲得のための不動産取得~賃貸運営~出口戦略を経験。不動産ビジネスのリターンの大きさとリスク判断の難しさ、ステークホルダーへの責任の重さを学びました。
3社目の不動産仲介会社では、大企業が保有する遊休資産の有効活用コンサルティングを通じて、さまざまな不動産の調査・評価を経験。都心と地方のマーケットの違いや地域ごとの情報収集の仕方の違いを知りました。
このように「内・外・中間」の各視点で不動産の世界を経験してきたことが、私の強みになっていると思います。

フロネシスで働く魅力


フロネシスならではの案件で、広く深く経験を積む

場所・用途・利権関係・価格・賃料などを問わずさまざまな案件を取り扱っている点、大企業ではリスクを考慮してなかなか扱われることのない公的評価業務や裁判所案件を多く取り扱っている点が弊社の特徴です。
将来的に不動産鑑定士として独立を目指す方にとっても、さまざまな経験を積める環境が整っていると思います。
また、流通会社の一部門であるという視点から、単に不動産鑑定を行うことにとどまらず、数字には表れない不動産の問題点や難しさを知ることができる点も魅力だと思います。
このほか、不動産鑑定士協会連合会役員が社内におりますので、業界がどのような方向に向かおうとしているのかなど、マクロ視点での話を気軽に聞くことができる点も弊社ならではだと思います。

業務の中での印象深いエピソード


「100以上」の建物を有する遊園地の不動産評価

遊園地の調査が印象に残っています。遊園地にある遊具は、不動産ではなく機械設備のため、評価の対象ではありません。ただ、例えばチケット売り場などの小さな建物は評価対象となります。調査を行った遊園地は敷地内に100個以上の建物があり、現地を見るだけで1日以上かかりました。
普段は住宅やマンション、商業ビルの調査がメインですが、弊社では遊園地や工場など、そのほかにも多岐にわたる特殊な物件の評価の経験も積むことができます。

今後の目標


土地・建物の使い方が変わる時代 不動産鑑定の新たな需要発掘も

今後も未経験の特殊な案件などに積極的にチャレンジしていきたいと考えています。時代の変化の中で、土地・建物の使い方も多様になると思いますので、不動産鑑定の新しい需要の発掘にも力を注いでいきたいです。
私は前述の通り、不動産に関する基本的な業務は一通り経験し、珍しい案件にも複数携わらせていただいたので、この経験を後輩の育成や、業界全体の成長にもつなげていきたいと思います。